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Plant parts that are treated as by-products are reused and substituted for fragrance products.

余白の中に潜む記憶の水脈 — Veins in the Margin
香りは、
目に見えぬ余白の中に刻まれた記憶の水脈。
植物の声を聞き、それを編み上げながら、
人と環境の関係を静かにスタイリングしております。
葉脈が大地と水をつなぐように、私の手も植物と人との間に新たな対話を生み出しいきます。
そこには
時間の堆積、風のささやき、季節の移ろいが宿ります。
ひとつの調香は、ある瞬間の存在の痕跡を映し出す「記憶の容れ物」として、空間にそっと溶け込みます。
私は植物を媒介に、空間のあり方や人の感性に働きかける試みを続けております。
香りは、物理的なかたちを持たぬがゆえに、余白のように広がり、内なる風景を浮かび上がらせてくれます。
その余白の中に、見えざる「記憶の水脈」を探ることが、何かの本質のようにも感じます。
現在、私は「Veins in the Margin」というテーマのもと、フレグランス作品や空間演出、
そして、植物と人の関係性を再考するプロジェクトを展開しております。
すべては、香りの彼方に広がる“存在の痕跡”を探る旅の一部であります。

Madoki_Yamasaki
The fragrance extracted from the plant stores emotional and beautiful fragrance tones.
It is like a poem that speaks to me like the wind.




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